代表挨拶

リトルシェフクッキング代表の武田昌美です。

 

リトルシェフクッキングは、料理を真ん中に据えた学びを展開する料理教室として2016年に始まりました。

子どもたちの「料理したい!」にどうやったら応えることができるか、また、その時に子どもがのびのびと、自分のペースで、人と比較することなく、自身の能力を発揮する場が欲しいと考え、クッキングスタジオを構えました。

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▲開業事の様子


2歳児から、という年齢設定はあまりにも小さすぎると感じる方もいらっしゃると思います。本当にその通り。リトルシェフクッキングに通われる2歳のお子様は、ベビーカーでいらっしゃり、ケーキを仕上げて、またベビーカーでお昼寝しながら帰られます。この光景は、何度見ても子どものやる気の底力を感じ感動します。

実は、この2歳という年齢、私が自身の娘から学んだことがきっかけなのです。

 

お昼ご飯の支度をしていると、当時2歳の娘に卵を渡して欲しいと言われました。私は、渡したら絶対大変なことになる、と断固拒否しようと思いましたが、渡さずともイヤイヤ期でひっくり返ってしまいそれも厄介なので、ならば、ぐちゃぐちゃの卵を片付けた方が早いと、卵を手渡しました。するとキラキラ輝く目で、「どうするの?」と割り方を尋ねてきました。コンコンって割ってごらん、と教えるとすぐさま真似します。しかしやはり2歳児。卵はすぐにぐちゃっとなります。泣いてしまうかな?と思って見ていると「卵が壊れた!」と世紀の大発見に大興奮の様子。次は「そーっと、そーっと」と今まで見たこともない集中した顔つきで卵を割ろうと挑戦していました。

この時、「2歳児に卵はダメ」と決めつけていたのは私自身で、2歳の子にだって、卵を割りたい意思さえがあれば、挑む権利があること、大人はそれを奪ってはならないこと学びました。

この経験こそが、私がリトルシェフクッキングの年齢を2歳児から参加可能とした理由です。

 

 

お料理を通じて、子どもたちがたくさんの「できた!」を経験し、また同時にたくさんの「うまくいかなかった」を体験して欲しいと思っています。

できたことはその子の自信となり、うまくいかなかったことは次への希望となり前に進む原動力となります。うまくいかなくって全然いいんです。初めてのこと、うまくいかなかったところもあるかもしれませんが、うまくいったところもあるはずです。まずはそこをたくさん褒めて、褒めて、褒めまくって、じゃあ、できなかったところについては次はもっとうまくなるよ!と励まします。

リトルシェフクッキングでは「失敗」というものを大切にしています。その子の今の100%の力を振り絞って挑戦してみた結果、芳しい出来ではなかったとしても、常に前向きに捉えていき、そのような声かけを講師は徹底します。

 

たかが料理なのかもしれません。しかし、ありがたいことに子ども達は料理が本当に大好きです。

私にとって料理は、子ども達が楽しみながらたくさんのことを学び興味をの幅を広げ食べることの大切さを実感する。子ども達の人生の土台となる部分を作ることができる素晴らしい学びが詰まった最高の幼児教育だと思っています。

 

この料理を以て、たくさんの子ども達にとって、心に刺さる特別な経験を提供することができましたら、これ以上に嬉しいことはありません。


 

リトルシェフクッキング株式会社

代表取締役 武田 昌美

 

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